更年期だからと言って病院に受診する人はまだまだ少ないの現状

更年期に起こる症状は人によって違い、つらい症状を抱えている人もたくさんいます。しかし、更年期は病気でないという先入観があってからか、そのまま放置してさらにひどくなっている人も多いです。実際に病院を受診する人は全体の25%程度ですが、何の病気かわからないまま受診している人が現状です。

更年期が原因であれば婦人科に受診しよう

精神的な症状の場合はまず心療内科を受診する人が多くて、抗うつ剤を処方されたとしても、なかなか症状が回復しないです。そのため、心療内科に受診したとしても意味がなく、更年期が原因で起こるのであれば、最初から婦人科に行くべきなのです。

婦人科と言えば、妊娠や出産のために受診する診療科目という風に思いがちで、更年期障害については対応していないという風に勘違いしている人が多いです。婦人科は女性のための総合医療に対応してくれる診療科目です。そのため、更年期障害についても対応してくれますので、ぜひとも受診してみてください。最近は婦人科でも更年期外来ということでアピールしているところも多くあります。

婦人科に受診するタイミング

婦人科に受診するタイミングというのは、もしかしたら更年期障害かなという風に思った時が一番いいのですが、なかなかそれを自覚できる人はそれほど多くないです。受診するタイミングとしては、生理周期に乱れが出てきている時や更年期ならではの体の不調がひどくなっている時になります。更年期障害は40代から50代に起きる症状なのですが、若い人でも起きることがありますので、我慢せずに受診してみましょう。

更年期特有の症状は他人にわかりにくい

更年期ともなると心身のバランスが崩れやすいです。自分の体にもかかわらず思い通りに動きませんし、突然大量の汗をかいたり頭痛が出てイライラして周りの人に当たってしまうこともあります。更年期ならではの症状は他人からはわかりにくいために、サボっているんじゃないかと思われがちです。

自分の症状に病名が付けば、周りの人に説明することができますし、治療の余地がありますのでわかりやすいのですが、更年期の場合はそういうわけにもいかずに自分一人で悩んでしまいます。こういう状況になった時に病院にかかるということも少ないのが現状です。

職場で不用意な発言をしてはいけない

職場でイライラしている40代後半から50代前半の女性に対して、「更年期か?」と尋ねる人がいますが、それは受け取る女性によって不快な気持ちになることもあり得ます。男性側が女性の更年期についての理解に乏しいために起こることです。更年期の女性に対してこういう風に尋ねるのはマナー違反と取られても仕方がありません。

職場できちんと自分の状況を理解してもらいたいのであれば、更年期の女性にしても更年期特有の症状が起きているということを上司などに説明することも必要になります。

家庭では静かに見守ればいい

家庭内で妻や母親が更年期に入ってイライラしているのであれば、じっと静かに見守ればいいです。現在はこういう時期なんだという風に認識して静観します。イライラしている当人に対して、何気ないひどいことを言ってしまう可能性がありますが、我慢したほうがいいです。我慢できなかったら熟年離婚になる可能性があります。

更年期には家族間との問題が浮上してくる

若い時は更年期に無縁な人生を送るわけですが、いつかは更年期が訪れます。それは病気ではありませんのでそれほど気にしなくてもいいですが、体調を崩しやすい時期でもありますので十分に体に気をつけて生活していくことが大切です。

更年期ともなると子供の問題や夫婦間の問題、お互いの両親の介護の問題などあって精神的にストレスを抱える時期です。それに加えて仕事を持っているのであればそれについての問題も含まれます。こういういろいろな問題がある中で、更年期特有の不調が起きるとつらくなるのも分かります。

自分の体に関心を持つべき

責任感のある女性であれば自分の体のことは後回しになる傾向があります。後回しになった時に倒れられたとしても、家族は困ってしまうので、倒れないように十分に気をつける必要があります。

更年期に差し掛かったなと思ったら、自分の体に関して関心を持った方がいいです。自分の体の体調だけでなく、食生活や人間関係、運動、趣味、家族関係などを見直してみることをお勧めします。自分の体と向き合ってどうやって更年期を過ごしていくのか十分に考えるといいです。決して怖がる必要はないので、日々の自分の体調に配慮することです。

定期検診を受けてみる

更年期に差し掛かったのであれば、自分の体がどういう状態にあるのかを確かめるためにも婦人科などで定期検診を受けてみるといいでしょう。そこで更年期の過ごし方などについて不安なことがあれば医師に相談してみましょう。何か体調に異変があった場合にはすぐに病院を受診します。

若々しい肌を保つためにコラーゲンやヒアルロン酸を摂取しよう

更年期が終わると肌が老化してきたりします。若々しい肌を保つためにもコラーゲンやヒアルロン酸を摂取しましょう。コラーゲンはタンパク質の一種で、関節のクッション部分や肌の真皮の弾力に関わっています。ヒアルロン酸はムコ多糖類と呼ばれる糖類の一種で、肌の潤いをためつために必要なものです。

コラーゲンもヒアルロン酸も更年期が終わると減少していきますので、肌のためにもうまく摂取したほうがいいです。どちらも肌にとって必要な物質です。コラーゲンであれば手羽先や牛スジ、ツバメの巣、フカヒレなどの含まれていますが、ヒアルロン酸を食物から取るのは難しいです。コラーゲンやヒアルロン酸はサプリメントして販売していますので、うまい具合に利用してください。

骨粗しょう症を防ぐためにカルシウムを摂取しよう

更年期が終わると骨密度が低くなっていき、骨粗しょう症になる可能性が高まります。骨粗しょう症が進んでいくと、歩けなくなり寝たきりの生活になります。成人になってから骨密度が増えるということはありませんので、カルシウムを積極的に摂取して骨密度を維持させます。カルシウムだけでなく、吸収を助けるビタミンDも同時に摂ることです。カルシウムの必要量は毎日200mgです。

心筋梗塞や動脈硬化になるリスクがあるために脂肪の取りすぎに注意しよう

更年期を境にして心筋梗塞や動脈硬化になる確率が高まります。特に脂肪の取りすぎに注意したほうがいいです。背の高い魚は血液をサラサラにしてくれる成分が多く含まれています。

更年期障害における鍼灸治療の考え方

更年期障害が起きた時に婦人科で受診する場合には、ホルモン補充療法という治療が行われるのが一般的です。これは減少している女性ホルモンを補充することにより、症状の改善を図ります。これに対して、鍼灸治療とは減少女性ホルモンを補充するのではなく、減少しても大丈夫なように自然治癒力を引き出すことを目的としています。

更年期障害の人は血液や気の流れが滞っているために、健康が保てなくなります。鍼灸治療はツボを刺激することによって、全身の血液や気の流れを調整します。

鍼灸治療の主な作用

更年期に鍼灸治療を受けると、血液循環が良くなったり、自然治癒力を高めたり、体質を改善したりします。更年期障害は人によって症状が違います。鍼灸治療では身体の状態と起きている症状を見ながら、一人一人の体質に合った治療を行いますので、副作用が起こるということはないと言ってもいいでしょう。

ツボを刺激するとリラックス効果もありますので、治療を受けてみて痛いという気持ちが起こらずに、気持ちが前向きになっていきます。だんだんホルモンの減少に対応できてくると、症状が和らいでいきます。

鍼灸治療に行くのも一つの手

症状の起こり方が人によって違う更年期障害は、身体的症状だけでなく精神的症状においてもアプローチすることができます。更年期障害に鍼灸治療は意外と相性が合いますので、病院に行くのに抵抗があれば、鍼灸治療を受けてみるのも一つの手です。更年期障害はいつかは治るものですが、それでも我慢できなくなった時には鍼灸治療でもいいので利用すれば楽になります。

更年期を上手に過ごせるかどうかは自分自身の問題

更年期は体の変化やそれ特有の症状が起きてすごくつらく感じることもあるでしょう。悩みを聞いてくれる家族や同性の友人がいることはありがたいですし、いざとなった時には病院で治療を受けてもいいわけですし、困ったことがあれば相談すればいいです。

しかし、それにばかり甘えているわけにもいきません。更年期をどう過ごすかというのは自分自身の問題ですので、自分でうまく過ごすことが大切です。ただ、大げさに考えるのではなく気軽に考えていきましょう。ちょっと意識を変えて生活してみると更年期をうまく過ごせるようになったりもします。

何でも完璧にやろうと思わない

つらい症状が起きることもありますので、何でも完璧にやりすぎないようにします。自分自身でコントロールできることであれば、多少手抜きをしても咎められることはないでしょうから、気楽にやればいいでしょう。仕事であればなかなか手抜きすることはできないかもしれませんが、上司に相談をして少し負担を軽くしたり、同僚に助けてもらうようにしましょう。

うまい具合にストレスを解消する手立てを持つ

自分自身でうまく行かずにイライラすることもありますが、うまい具合にストレスを解消するべきです。何か一生懸命に打ち込めるようなスポーツや趣味があれば、それをやってみるといいでしょう。
自分一人で閉じこもらずに、外の世界で友人を持つようにすると、いざとなった時に助けてもらえるでしょう。女性の場合は友人とおしゃべりをするとストレスが解消する場合がありますので、他愛のないことをおしゃべりするのも一つの手です。